ストレッチで曲げ伸ばしが出来ない膝を解消しましょう✨
膝は、歩き方の癖などで知らないうちに、 周りの筋肉が硬くなったり、 膝の向きが曲がっていたり(O脚・X脚) 曲げ伸ばしが出来なくなっている事があります。 変形性の関節症など、 痛みが出て気づく事も多いですが、 痛みはなくても曲げられない、 伸ばせない方は意外といます❕
また、捻じれたり、ズレたりしている膝を 放っておくと、関節に負担がかかり、 軟骨を局所的に傷め、 変形性関節症が進みやすくなる。
変形性関節症が進むと、 痛みや腫れがひどくなり、 関節がどんどん硬くなる。
という悪循環になっていきます❕
このエクササイズを行なって 膝の痛みや負担を減らし、 日常生活動作(ADL)を 楽にできる様にしていきましょう✨
目次
膝伸展ストレッチ

膝の伸展ストレッチ 5秒間×5回 3セット
- 足を伸ばし、踵の下に クッションなどを置く
- クッションを潰すように⇩ 力を入れ膝の裏側を伸ばす
大腿四頭筋のストレッチ

大腿四頭筋ストレッチ 5秒間×5回
- 膝を出来る範囲で曲げ、手で押さえる
- 押さえた手を押し返すようにグーっと力を入れる (押さえた手は押し返されない様に固定する)
押し返す力は軽くて大丈夫です。
ポイントは膝の前の方が突っ張る程度の力で押し返す事です❕ 膝を曲げるとお皿の上が突っ張る方に特に効果的です💡
ボールリリース

ボールリリース 2.3分
膝の裏にボールを当て、硬い所(少し痛い所)を ほぐすように押し当てて転がす
膝の裏は、 ハムストリングス(ももの裏の筋肉)と 腓腹筋(ふくらはぎ)が重なり合ってくっついていたり。
膝窩筋(膝の真裏の筋肉)が硬くなっていたりと、 膝を伸ばす時や、曲げる時にも 制限や、痛みとして出やすい所です。
しっかりほぐしましょう✨ ただし、長い時間ボールを当てたり、 強く当てすぎると揉み返しがきますので ご注意を⚠
膝関節の側方ズレ矯正

側方ズレの調整 グーっと10秒間押し込む×3回
- 座った状態で膝から下腿を両手で挟み、 指先の向いている方を確認する(↓)
- 指先の向きがお皿の真下(↓) を向くようにグーっと押し込む(→)
膝関節の回旋ズレ矯正

回旋ズレの矯正 ぐるりと回して10秒間維持しましょう。×3回
- 膝蓋腱の横のくぼみに指をあて 深さの左右差をみる
- 出ている方(指が入らないほう)側に 下腿をぐるりと捻るように回す

最後の矯正は少し難しいですが、 ポイントは脛骨(すねの骨)を しっかりと動かす事です💡
また、膝の関節の変形の強い方は 最後の矯正は強く勧めません。
変形の強い方は、軟骨が減り、 関節面の骨が削れて、形が変わっているため、 矯正しても、膝関節の適合性(アライメント)が 整わない、もしくは、かえって痛くなる 可能性があります。
最後の矯正は無理にせず、 ストレッチやリリースを中心に 行いましょう。
大腿四頭筋のトレーニング
- 膝の下にクッションなどをいれ、 膝が軽く曲がった状態から始める
- 膝を伸ばし、爪先を自分の方に挙げ 10秒間踵をつきだすように膝を伸ばす
- 10秒経ったら反対の脚を同じように繰り返す
重りを足首につけると効果的です💡 (家庭では1・2㌔程度。砂糖袋やペットボトルを足首に巻き付けるか、ストッキング等で抵抗をかけると良いでしょう) 拝島メディカル接骨院では10分間、重りを付けて行うことをご指導しています。座って行っても良い。

これらのエクササイズをすることで、 膝を真っ直ぐ伸ばせて、 正座が出来るようにしていきましょう✨
動画でエクササイズ