新学期や学期の変わり目には、通学路を歩く子どもや自転車で移動する学生が増えます。
もし子どもが登下校中に車や自転車と接触したら、保護者は「何から確認すればよいのか」「本人が大丈夫と言っているなら受診しなくてもよいのか」「相手が逃げた場合も補償されるのか」と迷うかもしれません。
事故直後は、子どもの救護と安全確保が最優先です。その後、警察への連絡、身体の確認、事故状況の記録、保険会社への報告を順番に進めます。
この記事では、子どもが通学中に交通事故に遭った場合の対応を、保護者向けに分かりやすく解説します。
1.最優先は子どもの救護と安全確保
まず、周囲を走る車や自転車に注意し、二次事故を防ぎます。
子どもが動ける状態で、現在地が危険な場合は、安全な場所へ移動します。ただし、頭や首を強く打った、意識がはっきりしない、立ち上がれない、強い痛みがある場合は、むやみに動かさず119番へ連絡し、救急隊の指示に従ってください。
近くに大人がいる場合は、子ども一人で対応させず、救急車や警察を呼んでもらいます。
警察庁も、交通事故が起きた場合は負傷者を救護し、道路上の危険を防止したうえで、直ちに警察へ報告する必要があると案内しています。警察庁「交通事故の場合の措置」
救急受診を優先したい症状
次のような状態がある場合は、接骨院への相談より救急受診を優先してください。
- 呼びかけへの反応が悪い、意識がぼんやりする
- 繰り返し吐く
- けいれんがある
- 今までにない強い頭痛を訴える
- 手足に力が入りにくい、しびれが強い
- 出血が止まらない
- 呼吸が苦しそう
- 強い痛みで立てない、歩けない
- 頭や首を強く打った
2.「大丈夫」と言っていても警察へ連絡する
子どもが「痛くない」「大丈夫」と話していても、当事者だけで事故を終わらせず、110番へ連絡します。
子どもは驚きや緊張によって痛みを感じにくかったり、症状をうまく言葉にできなかったりすることがあります。また、事故直後には目立たなかった症状が、時間の経過とともに現れる場合もあります。
相手から「軽く触れただけだから」「急いでいるので連絡先だけ交換しましょう」と言われても、その場で示談したり、金銭を受け取ったりしないようにしましょう。
交通事故証明書は警察が発行するものではない
交通事故証明書は、警察から提供された資料に基づき、自動車安全運転センターが交通事故の事実を証明する書類です。
警察へ届け出ていない事故については、原則として交通事故証明書を申請できません。後の保険手続きで困らないためにも、事故の大小にかかわらず警察へ届け出ることが重要です。自動車安全運転センター「交通事故に関する証明書」
3.相手が逃げた場合に記録したいこと
相手が事故現場から逃げた場合、子どもや周囲の人が無理に追いかけてはいけません。まず安全を確保し、110番へ連絡します。
覚えている範囲で、次の情報を警察へ伝えましょう。
- 車・バイク・自転車の色と形
- 車種や大きさ
- ナンバーの全部または一部
- 運転者の服装や特徴
- 相手が逃げた方向
- 事故が起きた時刻と場所
- 車体の傷や特徴的な音
- 目撃者の有無
- 防犯カメラやドライブレコーダーの有無
ナンバーをすべて覚えていなくても、色、車体の形、一部の数字などが手がかりになる可能性があります。
近隣の店舗、住宅、学校などに防犯カメラがある場合は、その存在を警察へ伝えます。保護者が映像を無断で取得しようとせず、警察や施設管理者へ相談してください。映像が一定期間で上書きされることもあるため、早めに伝えることが大切です。
4.事故状況と子どもの変化を記録する
事故直後は記憶が混乱しやすいため、分かる範囲で写真やメモを残します。
現場で記録したい項目
- 事故の日時と場所
- 横断歩道、信号、道路標識の有無
- 子どもと相手車両の位置関係
- 自転車、ランドセル、衣服などの損傷
- 相手の氏名、連絡先、車両番号
- 目撃者の氏名と連絡先
- 警察へ連絡した時刻
子どもへの聞き取りは、責めるように何度も質問せず、「どこから来たの?」「どちらへ進んでいたの?」など、落ち着いて確認します。
事故後に確認したい身体の変化
- 首や腰を動かしたがらない
- 歩き方や座り方が普段と違う
- 頭痛、吐き気、めまいを訴える
- 食欲がない
- 元気がなく、横になりたがる
- 夜中に痛みで目を覚ます
- 学校や習い事へ行きたがらない
- 手足のしびれや力の入りにくさがある
その日の状態だけでなく、翌日以降の変化、学校を欠席・早退した日、受診経過も記録しておきましょう。
5.症状がなくても早めに医療機関で確認する
見た目に傷がなく、本人が元気そうに見えても、事故の衝撃による影響を家庭だけで判断することはできません。
特に頭部を打った可能性がある、転倒した、車との接触があった場合は、早めに医療機関へ相談してください。医師の診察や画像検査が必要になることもあります。
拝島メディカル接骨院では、警察への連絡後に事故状況とお子さまの身体の状態を確認し、交通事故の場合は必ず整形外科をご紹介しています。医師による診察後は、整形外科へ定期的に通いながら接骨院を併用する流れもサポートします。
6.相手が見つからない場合に確認したい補償
ひき逃げなどで相手が分からない場合でも、利用できる可能性のある補償制度があります。
自分や家族が加入している保険
自動車保険の人身傷害補償などは、契約条件によって、歩行中や自転車乗車中の事故が対象になる場合があります。
ただし、家族の誰が補償対象になるか、契約車両に乗っていない事故も対象になるかは、契約内容によって異なります。事故後は加入中の保険会社へ連絡し、証券や契約内容を確認してください。
政府保障事業
加害者が不明なひき逃げ事故や、無保険車による事故で自賠責保険へ請求できない場合には、被害者救済のための政府保障事業を利用できる可能性があります。
自賠責保険と同じではなく、対象や手続きには条件があります。自身の保険会社や損害保険会社の窓口などへ事故状況を伝え、利用できる制度を確認しましょう。日本損害保険協会「ひき逃げの場合の補償」
7.子どもの通院付き添い費用も記録する
子どもの事故通院では、保護者が付き添わなければならないことがあります。
国土交通省が示す自賠責保険の支払基準では、原則として12歳以下の子どもに近親者などが付き添う場合や、医師が看護の必要性を認めた場合に、通院看護料が対象になることが示されています。また、通院に必要かつ妥当な交通費も対象とされています。国土交通省「自賠責保険・共済の補償内容」
ただし、付き添えば必ず支払われるわけではありません。年齢、症状、付き添いの必要性、事故状況などによって判断が異なります。
次の内容を記録し、領収書を保管しておきましょう。
- 通院日と医療機関名
- 付き添った人
- 電車・バス・自家用車などの交通手段
- 電車代、バス代、駐車料金などの支出
- 医療機関や薬局の領収書
- 子どもが学校を欠席・早退した日
- 保護者が仕事を休んだ日
- 保険会社へ連絡した日時と内容
タクシー代や自家用車の費用などは、必要性や認められる範囲が個別に判断されます。利用前または早い段階で保険会社へ確認しましょう。
8.学校や学童にも事故を伝える
登下校中の事故では、学校や学童へも事故があったことを伝えます。
事故後には、体育を休む、重い荷物を避ける、保健室を利用するなどの配慮が必要になる場合があります。担任や養護教諭へ、事故日時、受診状況、医師から受けた指示を共有してください。
学校管理下の登下校中に起きた事故では、学校を通じて利用できる制度が関係する場合もあります。他の補償との調整が必要になる可能性があるため、申請前に学校と保険会社の双方へ事故状況を伝えましょう。
拝島メディカル接骨院の交通事故サポート
拝島メディカル接骨院では、お子さまの交通事故について、身体の状態だけでなく、その後の受診や通院の流れも分かりやすくご案内します。
- 事故状況と身体の状態を確認
- 交通事故の場合は必ず整形外科をご紹介
- 整形外科と接骨院の併用をサポート
- 保険会社への伝え方をご案内
- 必要に応じて交通事故に詳しい弁護士をご紹介
- 交通事故患者は夜21時まで受付
- 拝島駅南口徒歩1分
院長は整形外科のリハビリ部門で約15年間勤務し、延べ75,000人以上の施術に携わってきました。画像検査や医師の診断が必要な状態を疑う場合は、接骨院での施術より医療機関の受診を優先してご案内します。
昭島市・福生市・あきる野市・瑞穂町周辺で、お子さまの事故後の対応にお困りの方はご相談ください。
FAQ
子どもが「痛くない」と言っています。受診しなくてもよいですか?
痛みの訴えだけで問題がないとは判断できません。子どもは症状をうまく説明できず、後から痛みや違和感が現れる場合もあります。事故状況を踏まえ、早めに医療機関へ相談してください。
軽く接触しただけでも警察へ連絡する必要がありますか?
事故の大小にかかわらず警察へ届け出てください。警察に届け出ていない事故は、原則として交通事故証明書を申請できません。
相手が逃げてナンバーを覚えていない場合はどうすればよいですか?
安全を確保して110番へ連絡し、車体の色や形、ナンバーの一部、逃げた方向など、覚えている情報を伝えてください。目撃者や防犯カメラの有無も警察へ伝えます。
相手が見つからなくても治療費は補償されますか?
自身や家族が加入する人身傷害補償、政府保障事業などを利用できる可能性があります。ただし、対象や支払条件は事故状況と契約内容によって異なるため、保険会社などへ確認が必要です。
親の付き添い費用は対象になりますか?
原則12歳以下の子どもで、近親者の付き添いが必要と認められる場合などは、自賠責保険の通院看護料の対象になることがあります。必ず支払われるわけではないため、通院日や交通費を記録し、保険会社へ確認してください。
接骨院だけに通院してもよいですか?
交通事故では、医師の診察や画像検査が必要になることがあります。当院では交通事故患者を必ず整形外科へご紹介し、医師の診察後に整形外科との併用をサポートしています。
まとめ
子どもが通学中に交通事故に遭った場合は、「大丈夫」という言葉だけで判断せず、救護と安全確保、警察への連絡、早めの身体確認を行いましょう。
相手が逃げた場合も、覚えている車両情報や周辺カメラの有無を警察へ伝え、加入中の保険や政府保障事業を確認します。通院日、付き添い、交通費、領収書、学校の欠席などを記録しておくことも大切です。
拝島メディカル接骨院
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事故状況と身体の状態を確認し、必ず整形外科をご紹介します。
拝島メディカル接骨院
拝島駅南口徒歩1分
交通事故患者は夜21時まで受付
昭島市・福生市・あきる野市・瑞穂町周辺からもご相談いただけます。
※この記事は一般的な情報を提供するもので、医学的診断や法律・保険上の判断を行うものではありません。症状や事故状況、保険契約によって対応は異なります。