野球などのスポーツでの肘の痛みや違和感に悩まされている方へ。
肘の痛みは、日常生活に大きな影響を与えることがあります。その中でも、肘関節離断性骨軟骨炎は野球肘に多く、少年野球の2~5%に発症するとされていて、競技レベルが上がるにつれ発症頻度が高くなっています。(U-12侍ジャパンでは20%)しかし病態が理解されにくい傾向があり、病態が悪化してから発見されることもあります。以下に、この状態についての理解を深めるため、青少年達が肘を壊してスポーツが出来なくなるのを防ぐための情報を提供します。
肘関節離断性骨軟骨炎(OCD)
肘関節離断性骨軟骨炎とは、肘関節(上腕骨小頭)の軟骨が炎症を起こし、一部が離断する状態を指します。この状態では、通常の関節機能が損なわれ、痛みや運動制限が生じることがあります。
主な症状
– 肘の痛みや腫れ
– 関節の動かしにくさや違和感
– 肘の動きに制限がある感覚
発症原因
肘関節離断性骨軟骨炎は、急性の外傷や反復性の過度な外反ストレスによって引き起こされることがあります。スポーツや仕事など、肘に負荷がかかる活動を行う方にとって、特に注意が必要です。
診断には、医師が症状をもとに、レントゲン画像やMRI検査などを通じて行います。レントゲン画像診断は初期の症状では画像に映らないことがあります。
早期発見するならエコー検査がおすすめです。症状の少ないときから骨軟骨部の変化を確認することができます。
治療法は、安静、投球中止が第一となります。肘関節離断性骨軟骨炎は、早期に適切な治療を受けることで症状を緩和し、日常生活への影響を最小限に抑えることができます。しかし、放置すると症状が悪化し、関節部の変形を起こしてしますため、スポーツだけでなく日常生活にまで影響を及ぼすこともあります。まずは安静にして骨軟骨部の再生が出来るようにしていきます。同時に投球動作により過負荷が加わっている可能性があるため、投球動作の確認や、可動域、筋力検査により問題となる制限や筋力不足を改善することが、再発予防にとって大切となります。
悪化させてしまうとスポーツだけでなく、長きにわたり日常生活にも支障が出てしまうため、痛みや違和感を感じたら早めに医療機関を受診することをお勧めします。
肘の痛みでお困りでしたらお早めに拝島メディカル接骨院へご相談ください🙌
拝島メディカル接骨院
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2024.02.16
野球肘
野球肘 投球動作の繰り返しによっておこる障害であり、小学生~中学生に多く、ピーク年齢は11歳12歳。 投げすぎ、投球フォームの問題、筋力不足、柔軟性(可動域)の問題など様々な問題が重なって発症する。 少年野球での発生率は20%、野球経験者の50%はなんらかの肘の痛みを経験すると言われて...